mention構文なんて名前どうでしょうか ?
suggest構文やpropose構文では仮定法現在の事と勘違いしてしまうし、sayでは直接話法かと勘違いしてしまう。だから取り合えず根拠なくmentionを使いました(゚Д゚)。だって名前が無いと覚えにくいじゃないですか。要するに他動詞ではあるが人を目的語にとらない、すなわち「~(人)に」と入れたければtoが必要になる伝達系の動詞のことです。形は「動詞+to+人+that節~」となります。こう書くと必ずこの形にならなければいけないように思ってしまうかもしれなせんが、toの部分は前置詞句ですから入れたければの話だし、that節も使えるよという話です。(ということは"She mentioned the fact."でもいいということです。この辺は前置詞の役割を知らないと紛らわしくなりますね 🙁 。)熟語だったら覚えなきゃとなるのですが、このような構文だと、しかも名前があるわけでもなければ必然と後回しになってしまいますよね。その辺をはっきりさせるためにまとめました。
例 "She mentioned to me that she would be proposed to assistant manager."
この形をとる動詞(伝達動詞)は他にもadmit, describe, introduce, explain, prove, propose, suggest, say, recommend などがあります。
一方、二重目的語を取り「動詞+目的語(人)+that節~」の代表格はtellですね。
例 "She told me that she would never take on his offer."
この形をとる動詞(伝達動詞)は他にもinform, notify, assure, convince, remind, brief, alert などがあります。
更には伝達動詞と言えば当然、speak, talk, tell, say の違いも頭に入れておかなければなりません。speakとtalkは自動詞でthat節も取りません。tellとsayはそれぞれ上記の構文を取るということになります。代表的なこの4つだけを例にとると紛らわしくなりますが、もっと広い範囲で考えると分類できるようになりますね 💡 。
伝達動詞の分類 |
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「動詞+to+人+that節~」(mention構文) 例: mention to me that~ |
admit, mention, describe, introduce, explain, prove, propose, suggest, say, recommend |
「動詞+目的語(人)+that節~」(tell構文) 例: tell me that~ |
tell, inform, notify, assure, convince, remind, brief, alert |
自動詞 例: speak to me about~ |
speak, talk |
※speakの他動詞、例えば"She speaks English."とsayの直接話法「say+"~"+to人」は紛らわしくなるので省いてあります。