Heaven's gonna burn your eyes


欠乏の憶測は虐殺を反目の流れに投げ入れ
その波紋の移動は抜け道のない触発と

確執の瓦礫の膠着と
最終通告の乾きの寓話を
混乱の戦火の中に粉飾する

流入と大洪水の真犯人は悪魔払いを苦境に立たし
不一致の穂先を無差別の混沌の残骸にし

特権の口実と昏睡状態は
報復を失った集中砲火を
偽善の混入と辛辣な性癖に隔離する

OK, heaven's gonna burn your eyes
OK, heaven's gonna burn your eyes


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Musicians: Thievery Corporation Genre: 00s, Alternative, Electronic

Presidential Debate: Clinton, Trump Job Creation Plans


一見リベラルなブロガーの中にもヒラリークリントンをBBAと言って揶揄する人達がいる。特に陰謀説、フリーメイソンやイルミナティを信じる人達は、オバマ大統領を批判してみたり、逆にプーチンを支持してみたり。多少の傾向は見られるようだが...。ただし、正直言わせてもらうとそういった人達は、もう一度英語の勉強をしたほうがいいと思う。正直グローバルな感覚が欠けている。例えば私は4年前にアサド自警団が子供や赤ちゃんを虐殺したニュースもBBCでリアルタイムに読んでいた。そのときホウラという都市名を日本語で何と訳すか探したのを覚えている。誰もISISが今のようになるとは想像していなかった。だから何なんだ?と言われそうだが、自分で世界のニュースをもっとリアルタイムで読めば感覚は変わる。中高生が書いているのではないかと思える「~の戦士」やどこかのお兄ちゃんが書いているであろう「情報速報~」とかいうブログを信じる気には到底なれなくなる。アメリカを批判したいからといってもアメリカは一枚岩ではないし、世界はユダヤが操れるほど簡単には出来ていない。何処にでも物語を読み取ろうとするのは人間の悪い癖だ。リベラルという価値観に国家ありきではまったく意味がないし。

ヒラリーの英語を少しでもダイレクトに理解できれば、話の内容、堂々とした言葉の強さや態度が、並みの政治家と次元が違うということが分かると思う。偽物どうこうのレベルではない。一方トランプはえげつない。元ヤンの自民党議員そのもの。しゃべりに気持ち悪い癖があり、声の大きさで相手を圧倒しようとする。そして自分の番で口を挟まれると「イクスキューズミー」とか言い出す。トランプ支持に回る人は、その時点で人間性として自民大好き人間は確定だろう。

彼らのディベートの経済の部分(Job Creation Plans)を抜き出してみた。

TRUMP:
...Because they're using our country as a piggy bank to rebuild China, and many other countries are doing the same thing. (3:05)
なぜなら彼らは中国を再建させるための豚の貯金箱として我々の国を使っている。そして他の国も同じことをしている。

So we're losing our good jobs, so many of them. When you look at what's happening in Mexico, a friend of mine who builds plants said it's the eighth wonder of the world. They're building some of the biggest plants anywhere in the world, some of the most sophisticated, some of the best plants. With the United States, as he said, not so much. (3:15)
だから私たちは良い仕事を失っている、それらの多くを。メキシコで何が起きているか見てみると、工場を建てた私の友達は世界の8不思議だと言っていた。彼らは世界のどこよりも大きい工場を建てている。いくつかは最も洗練されていて、いくつかは一番良いものである。彼が言うにはアメリカにはほとんどないとということだ。

...We have to renegotiate our trade deals, and we have to stop these countries from stealing our companies and our jobs. (4:45)
私たちは契約取引を再交渉しなければならない。そしてこれらの国が私たちの会社や仕事を盗むのを止めさせなければならない。

...She talks about solar panels. We invested in a solar company, our country. That was a disaster. They lost plenty of money on that one. (12:16)
彼女は太陽光パネルについて話したけど。私たちはこの国の太陽光パネルの会社に投資した。しかしそれは大惨事だった。大損害だった。

※彼の使う言葉はえげつない、stealing, piggy bank, disaster...。それから相手や他国を蔑む(derogaory)な態度や言動が目立つ。大企業に減税をし、インフラ整備で更に金をばらまくという考え方は全く自民党の政策と同じ。ただし自民党員より正直なので日本では通用しないだろう。日本の政治家はもっと嘘つきだから。アメリカの共和党は「小さな政府」を実践しようとしている。日本の自民党は「小さな政府」を言うくせ実際は政府が全てをコントロールしようとする(その場合は国家社会主義といわれる分野になる)。そこが違うところ。

CLINTON:
We also, though, need to have a tax system that rewards work and not just financial transactions. And the kind of plan that Donald has put forth would be trickle-down economics all over again. In fact, it would be the most extreme version, the biggest tax cuts for the top percent of the people in this country than we've ever had.
けれど私たちは金融取引だけでなく労働が報われる税システム持つ必要がある。そしてドナルドが提出したような計画は再びトリクルダウン理論の経済となるだろう。実際それは最も極端なヴァージョンだ。この国でのトップ数パーセントの人達(金持ち)に対しての過去最大の減税となってしまう。

I call it trumped-up trickle-down, because that's exactly what it would be. That is not how we grow the economy.
私はそれをでっち上げの(trumped-up)トリクルダウンと呼びたい。なぜならそれはまさにそのものだからだ。それは私たちの経済成長となるものではない。

...And here's what we can do. We can deploy a half a billion more solar panels. We can have enough clean energy to power every home. We can build a new modern electric grid. That's a lot of jobs; that's a lot of new economic activity.
そしてこれが私たちの出来るものだ。私たちは更に5億ドルの太陽光パネルを設置できる。私たちは全ての家に供給出来る充分なクリーンエネルギーを発電出来る。私たちは新しい現代的な格子を作ることが出来る。それは沢山の雇用を生み、沢山の経済活動を生み出す。

What I have proposed would be paid for by raising taxes on the wealthy, because they have made all the gains in the economy. And I think it's time that the wealthy and corporations paid their fair share to support this country.
私の提案していることは裕福な人達の税金を上げることで報われます。何故なら彼らは経済のなかで利潤を得てきたからです。そして富のある人や企業がこの国を支援するために公平な支援をするべき時と思っているのです。

※テレビの保守の解説者や保守とは言わないまでも中立ぶる(産経や読売も中立のつもりだから)お兄ちゃん、お姉ちゃんを信じるよりもオバマやヒラリーの声を自分の耳で聞き判断した方がいいと思うんだけどな。アベノミクスだとかまだ信じている日本人がどっれだけお恥ずかしいかわかるでしょ。冗談でなくアメリカはもうすぐ全部太陽光に切り替わるよ。

つーか最近免疫弱くて帯状疱疹できた。本当はこれも三部作で訳そうかと思っていたのだけど、ちょっと自信がない。。。


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名詞構文 (Noun Structure)

名詞構文とはあまり知られていない英語文法用語だ。が、どうやらその存在は、人間が言語にそう在って欲しいと願っているより、言語とは遥かに曖昧な存在であることを示す例証のようだ。

英文法として説明をするより日本語として先に説明したほうが判りやすい。例えば「母の教育」と言うと何も不自然さはないようだが、よくよく考えるとはっきりしないのである。
「母が~に教育する」のか
「~が母を教育する」のか
「母の教育」ではどちらなのかが判らないのである。問題は所有格の助詞「~の」にある。前者は所有格の母を主語に使った意味で、後者は所有格の母を目的語にとっている。「教育する」を「教育」という名詞にして扱うから名詞構文というようだ。それは単に文法の名前の所以だが、問題は何故そういう使い回しが存在し続けているのか?だと思う。曖昧さを避けるためにこういった表現は止めよう、ではなく逆に言葉の曖昧さ保つためにこういう言い回しが存在し続けているようにみえるのだ。

最初に言ったようにこれは英文法の話だ。"the mother's education"英語でも日本語でも同じ曖昧さが生じる。もしかしたらこの名詞構文自体が以前からわたしが主張している日本語のクレオール化の証拠かもしれない。英語も日本語も前置詞や助詞を変えればもっとはっきりした意味が表せるのにも関わらずだ。
ちなみに英語はこんな区別があるよう。
the mother's education(母が教育すること)
the education of the mother(母を教育すること)
ということはこんな使い方もある。
The mother's education of her children tends to be severe.(母が子供達を教育すること...)
ただし絶対ではなくこういった傾向があるということ。

ロゴス至上主義者の綴るエクリチュールはこの名詞構文をいかように説明するつもりなのか?こういった言葉の存在自体がロゴス的判断の中止を促していると思えるのだ。曖昧さの所以は言葉が持つ媒体としての不的確さというよりはそれを使う人間が、その宙を漂う曖昧なエクリチュールに身をまかしてしまったことに始まるのではないだろうか。実際、曖昧の対極である「意思決定」こそが人間の行きついた精神病を象徴する、私はそう見ている。

以前わたしは何人か心の病気を持つ生徒を見たことがある。今でも夜な夜な彼らがわたしにメールを送りつけてきたのを思い出す。その中身にはいつも不思議と共通点があった。彼らは毎回、今日は何かしらを決定したと送ってきたのだ。どこかの医者がそんな治療法を考案して、自分の決定を誰かに伝えなさいとでも、教えたのだろうか?正直わたしには彼らの意思決定が、単なる強迫観念によって生み出されるものとしか思えないのだ。それを決めたからといって何になるのだろう。そして暫くわたしが返事を書かないと、彼らはもう二度とわたしにはメールは出さないと意志決定を下してくれる。そう、放っておけば彼らは簡単に自滅してしまう。決定という強迫観念を継続するがゆえの自滅である。

取りとめなく書いてしまった…ように思えるかもしれない。でも人間は核ミサイルの発射ボタンを押すという決定より数百倍も賢い言語という判断中止・エポケーの方法を持っているのではないのかと...ふと思ったわけである。


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