The State of Nature



小学生だった頃、校舎の窓から外を眺めていると「北方領土を返せ!」と大きな垂れ幕をつけた街宣車が学校の周りを周回しているんですよ。パチンコのマーチを大音量でかけ男が何か怒鳴っている。怖かったですね。その頃の自分にとっては一番異様で気持ち悪い風景でした。

わたしの使った社会の教科書には「北方領土は日本固有の領土でソ連に不法占拠されている」なんて自虐的な表現は載っていなかったですね。だからわたしは、「日本は帝国主義から脱した自由で平等で平和な国だ」と胸を張って教育されました。

今の教科書には日本は北方領土でロシア、竹島で韓国、尖閣諸島で中国との領土問題があるとか書かれているんですよね。平和じゃない国だって子供に教えているんですよね。

前回書きましたが、ホッブズ主義では自然状態=戦争状態なのです。(人は人に対してオオカミだから。欲の行使が自然権だから。)一国家の通常状態(自然状態)は周りの国との紛争状態なのです。安倍の、石原の、田母神の、ネトウヨの行動基盤がどんなものなのかよく分かるでしょ。戦争状態をつねに続けている人達。ついでにキム・ジョンウンもつねに戦争状態を続けている人ですね。そういう人達のレトリックに乗せられ「戦争できる国になるのが普通だ」なんて思っちゃいけないのですって。何故なら彼らの論理の普通とはもとからが戦争状態なのですよ。

「集団的自衛権は正しいとも言えないし、間違いとも言えないし...」

ではないって(>_<)。間違いってはっきり言わなきゃいけないんだって!

憲法=立憲主義を壊してしまうことになるのです。憲法の解釈は法の支配を覆してしまうことになるのです。一つ一つの法律や政策が民主主義に沿っているかかどうかの判定は内閣や権力者がするのではなく憲法がしなくてはいけないのです。その憲法を勝手に解釈出来るようにしてはいけない!!!!!

[tmkm-amazon]B0025KVLU6[/tmkm-amazon]

Tags: , ,
Musicians: Beatles Genre: 60s, Rock

Leave your comment!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください